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2008年7月27日日曜日

歩きましょ Part2

私たち人間にとって『歩く』という動作は想像以上にいい効果を
私たちのカラダにもたらしてくれるみたいです。

今日は脳に対するいい効果を考えてみたいと思います。


遠い昔

私たちは遠くまで歩くことができたために、
住みやすい環境と食べ物をもとめて移動を繰り返します。

歩いて移動し、環境適応をしていくことが
私たち人類が生き残るためには不可欠でした。


だからでしょうか?

私たち人間の脳は、
歩くとうれしくなる仕組みを持っているようです。



私たちの脳は、
歩行やジョギングのような一定リズムの交互運動はほぼ、
自動化されたシステムでおこないます。

歩行という動作では、大脳皮質がカラダに指令を出すのは
「歩き始めの一歩だけ」だといわれています。

後は、足の裏をはじめとする全身の筋肉や関節、
視覚や平衡感覚など
様々な感覚からのインプットに対して、
脳が自動的に調節しているわけです。


その一定リズムの交互運動の際、
私たちの脳の中ではドーパミンやセレトニンなどの
快楽系のホルモンが分泌されます。


一説によれば、
歩き始めて15分から20分程度でドーパミンが分泌され
30分から40分程度でセレトニンが分泌され始めるそうです。


ドーパミンは快楽ホルモンで、私たちのやる気などに関与します。
でも、このドーパミンが過剰分泌されると、興奮状態になり、
幻覚や幻聴などが出現します。

一方セレトニンはこのドーパミンやノルアドレナリンなど
感情に関わるホルモンの適切な分泌を調節する役割があります。

このセレトニンが不足すると、
私たちの感情はコントロールを失い、
「そう状態」や「うつ状態」に陥ってしまいます。


確かに、マラソン選手だったころ、
やる気がなく、重たい足を引きずって走り出したとき、
走り始めて15分位すると、だんだん

   『走ろう!』

という気持ちが出てきます
ただ、まだまだココロの中では

   『きついな~!』

というネガティブな感情と

   『いや頑張ろう!』

というポジティブな感情が戦っています。

でも、40分を過ぎる頃になると、ココロの葛藤はなくなり、
落ち着いたココロを取り戻しています。

今思えは、この感情の変化はきっと
ドーパミンやセレトニンの仕業だったのでしょうね?


こうやって考えると
『歩く』という動作は、私たちの脳を快適な状態にし
そこから生まれる創造性が
私たち人間をここまで進化させて来たのかもしれません。


それなのに、
私たち現代人はすっかり歩かなくなってしまいました。
私の日常からも
   『歩く』
という習慣は失われつつあります。


脳を快適な状態にするために
朝陽と共に歩き始め、
適切な快楽ホルモンを分泌させたいと思います。

2008年7月26日土曜日

歩きましょ

トレーナーという職業柄、
人様の健康管理には結構智恵を絞るのに
自分の健康は・・・・

   『屋根の上』

     いや
 
   『雲の上』


というわけで、ちょっと歩いてみようと思います。


『歩く』ことのカラダへの効果を
得意の『人の進化』で眺めてみると面白い!


私たち人間は

「『二足歩行』によって進化してきた」と言っても過言ではなく
私たちのカラダは『2本の脚で歩く』ために効率がいいように
デザイン・設計されています。


残念ながら、『走る』ために効率のいいようには設計されて
いないみたいです・・・(頑張って走っていたのにな?)。


歩くための一番の工夫、それはカカトの骨。


ウォーキングの基本
  
  『カカトから足を着きましょう』

の“かかと”って具体的には足のカカトのどこでしょう?

内くるぶしより1㎝くらいカカトよりの真下、
そう、結構足の裏側なんです。


ここには『踵骨』という骨があります。
この骨は、ちょうど内くるぶしより1㎝カカトよりの足底部分が
丸みを帯びた形をしています。

ちょうどこの骨が、ロッキングチェアーのように重心を前方に
送ってくれる構造をしているのです。


だから、歩くときにはつま先を無理に上げるより
どちらかというと足の裏をフラット気味に接地する

この、踵骨の丸みを帯びた部分に体重を乗せれば
無理なく、楽に歩ける仕組みを持っています


いったい誰が設計したんだあ~!!
ってくらい効率のいい仕組みです。

さあ、足の接地を少しだけ、足の裏よりにして
楽に、楽しく歩きましょ。