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2009年12月18日金曜日

からだの可能性 2

明日、宮崎で仲間内の勉強会をします。


テーマは



      『脳のお話』




ちょっと、頭の中で、内容を整理していて思い出したことがあります。




脳卒中で片麻痺になった患者さん、
左脳にある、運動性言語中枢(ブローカー中枢)を損傷しており、
言語理解はできる者の、言葉を発することができません。


前職はお寺の住職。
職業がらか、座位姿勢とかはとてもきれいで、
体幹にも麻痺があるのに、
座位は非常に安定している方でした。


     『座位の安定は、職業としてきれいに座る必要があり
      その経験を体が覚えているからだ!』


と推測したワタナベは、

     『言語も同じなんじゃないか????』

という仮説を立ててみたわけです。



で、奥様にお願いをして、経典を持ってきてもらい。
リハビリ中に手渡すと、
すかさず、背筋を伸ばし、深い声で、お経を唱えはじめました。


言語中枢が機能していないので、言葉は出ないはずでした。
発語はできないはずでした。


それなのに、複雑なお経の言葉がスラスラと出てきます。


     『筋肉そのものが記憶しているんじゃないか?』


そう思いました。


毎日、毎日、何万回も唱えたであろうお経。
何万回もの経験が、脳だけじゃなく、筋肉そのものにも
記憶されていて、筋肉は脳に指示されなくても
自発的に動くこともできるんじゃないか?


そう思いました。



私たちのからだの1つ1つの細胞は、
本来1つでも生きていける力を持ってて、
その細胞が60兆個集まっている私たちのからだは
きっと、私たちが思っているよりも多くの可能性を
秘めているのだとおもいます。

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