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2008年6月7日土曜日

カラダが開くとココロもひらく

もう、5・6年まえでしょうか?





当時私は病院のリハビリテーション課で理学療法士として勤務していました。



毎日、本当に沢山の患者様のリハビリを担当するのですが

その中に、なかなか痛みが軽減しない患者様がいらっしゃいました。



どんなアプローチも「効果なし」といった感じで、

八方塞状態でした。





当時、ストレッチポールというツールをリハビリに使用していました




     ストレッチポールというアイテムは

             直径15㎝

             長さ約98㎝

     の筒型の丸太のようなアイテムで

     そのストレッチポールの上に背骨を沿わせ、

     仰向けにねて、四肢の小さな運動によってカラダを揺らし

          全身のリラクゼーション、

          脊柱のアライメント調整、

          体幹のスタビライゼーション

    などに用いられます

          http://lpn-sp.co.jp/

          http://jcca-net.com/   参照

 



導入したばかりでうまく使いこなせてはいなかったのですが

当時、リラクゼーションツールとして使用していました。

 

        

ホント言うと・・・・

やることがなかったんです。



思いつくかぎりのアプローチをやりつくし、

それでも何の効果も出ず・・・・

でも、

何とかしてリハビリに満足していただかなくてはいけないし・・・・





『とりあえず気持ちいいことでごまかそう!』

それが正直な気持ちでした。



ストレッチポールの上に仰向けに寝てもらい

小さくカラダを揺すります。



そうしていると、

徐々に患者様の全身の力が抜けていくのがわかります。





体幹の中心が安定し、全身のリラクゼーションを得たころ

患者様の目から、涙がこぼれていました。



   

         『?????』





一瞬にして私の頭の中は『?』マークの嵐

『ド・・・ドナイシヨウ』

です。





そのとき、患者様が一言、二言話し出しました。



『股関節の痛みのために思うように仕事ができないこと』

『そのために生活が不安定なこと』

『痛みのある自分のカラダをうらんでいること』

・・・・・



そして最後に

『先生、カラダが開くとココロも開くんですね?

カラダの力が抜けたらココロが軽くなりました

私のカラダ、こんなに頑張っていたのですね?

恨んじゃダメですね?』



そう言われて・・・・





その日のリハビリからの帰りは歩行状態がよくなったのは

言うまでもありません。



この日から、痛みが軽減して行ったのも・・・・。





この一言が、私の探究心に火をつけました。



私がカラダとココロの関係をひも解こうと決心したキッカケの出来事です



 

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