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2010年6月23日水曜日

あらためて、発育発達の話をしよう

ほかの哺乳類に比べて、

ヒトは明らかに未発達な状態で生まれてきます。





出生時の脳の重量は約400g

成人の脳の重量は、男性約1450g 女性約1320g





3歳でやっと大人の脳の80%に発達します。









生後間もなく歩けないのも人間だけです。

人間だけがこの地球上で

成人と同じように動けるようになるまでに

1年以上の時間をかけます。







ずっと不思議でした。

生き物として、動物として、

なぜ、そんなに弱い状態で生まれてくるのか?

多分、そうすることが最善だから。

未成熟なほうが都合がいいから。







じゃあ、なにが都合がいいんだろう????

その自問に、やっと答がみつかりました。







ひとり、ひとり、違う人間にするためには、

そうすることが最善だった。







他の哺乳類はその種族がほとんど同じような生活様式で生きています。

同じものをエサとし、

同じ生活パターンをとる。







でも人は、一卵性双生児など、

同じ遺伝子を持ちながらも

ひとり、ひとり、

ちがった考えを持ち、

ちがったからだの使い方をして

ちがった生活をする。







その多様性を生み出すために、

未成熟で生まれるほうが都合がよかった。







未成熟で生まれた【ヒト】は

環境から様々な刺激を受け

その刺激に対する反応を自ら選び

ひとりの【人】になる。






【ヒト】としての遺伝子は大差ないけど

【人】としての成り立ちは、ひとりひとり違う。





からだの使い方も

こころの使い方も







【ヒト】のカラダの60億もの細胞が

一つ一つ相互に関係しあって

個々の命を輝かせるには

未成熟のカラダと脳で

外界を感じて

外界に対する反応を選択して

唯一無二の【人】としてのカラダとこころを育む

そうすることが、生まれてすぐひとりで生きていくよりも

ずっと、大切だったから。







そうして【ヒト】は【人】になり、

その人と人のかかわりで【人間】になる。







そして、ヒトは、

生まれた直後から

外界を感じるために

からだを動かし

世界を知る

その積み重ねが【ヒト】を【人】へと育むのだろうな。


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