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2009年9月24日木曜日

簡単 解剖学講座  骨盤のはなし

このブログ、『からだの取扱説明書』 ってお題なのにそう言えば最近、からだのお話してなかったなぁ~。。


というわけで、今日は、最近宮崎で、秘かにでもなぜだか頻回に臨時開催しているマニアック勉強会でも話題の『骨盤』のおはなし・・・・。


はじまりはじまり・・・・・。



一口に 『骨盤』 といっても、いったいいくつの骨からできているか?知ってますか?


というわけで、


Q1 骨盤はいくつの骨からできているでしょう???





ひとつ?
みっつ???
ななつ????



正解は・・・・

仙骨=5個の骨が1つに融合なので、もとは5個
寛骨=坐骨+恥骨+腸骨 なので、3つ
尾骨=通常4~5個  ちなみに胎児のときは9個あるらしい・・・。
     

というわけで、厳密には 5+3+4=12 
12個の骨で構成されています。


でも、まあ、大きく分けると、3個。

仙骨と左右の寛骨が左右の仙腸関節と前方の恥骨結合で関節連携をとったもの。。。。。
これが骨盤です。













さて、ここで、骨盤の機能を考えるとき、重要な要素があります。




Q2  私たちの脚はどこからでしょう?????





昔々、私たち脊椎動物がまだみんな魚だったころのお話です。




海は人口(魚口?)密度が上がり、だんだん住みにくくなってきました。
そこで、魚クンは陸に上がることを決心します。


でも、陸での生活に適応するためには、水という液体から酸素を取り込むのではなく、空気という気体から酸素を取り込まなければいけません。


まあ、この呼吸の話は、また今度。。。。。


というわけで、陸での生活に適応するために、私たち脊椎動物は波打ち際で1億年かけて、さまざまな機能を進化させていったようです。


そのとき、前ひれが腕に、腹ひれが脚に進化したといわれています。



下の図(生命形態学序説 三木成夫 著より)をよく見てください。

うえから2番目のサンショウウオみたいな骨格図。
後ろ足のところになにやらくっついていませんか?



そう、寛骨の原型です。








ちなみに、手元に解剖学の本がある人は本を開いてみましょう。



仙骨は 『胴体の骨』 の分類に
寛骨は 『下肢の骨』 の分類に


それぞれ記載されています。




そう、寛骨は、脚の骨。



というわけで、Q2 の回答は、脚は寛骨から。 





こうやって整理すると、一概に骨盤とはいえ、





■脊柱のアライメントに影響を与えるのは、仙骨。

■下肢のアライメントに影響を与えるのは、寛骨。





というわけになります。



もちろん、仙骨と寛骨は仙腸関節という強靭な関節で連携を持っていますので、お互いが一緒に動く傾向にあります。


それでも、仙骨の傾きが腰椎の前湾の程度や脊柱の傾きに影響をあたえ、寛骨の傾きが股関節の内・外旋に影響を大きく影響を与えています。






ここからは、運動連鎖のお話になりますね?

これはまた、文章で簡単にお伝えできるように知恵を絞っておきます。






本日の、解剖学講座。


仙骨は脊柱
寛骨は下肢


のまきでした。







ちなみにこれは、牛の尾骨。
昨日、テールカレーを煮込んだ残骸です。



きちんと椎間板が残存していて、思わす分解してみました。笑。




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