アクティブセブンのエクササイズに関して、質問を受けました。
Q.エクササイズ中、恥骨が痛いのですが、なぜですか?
また、対応方法はありますか?
A.
ストレッチポール アクティブの取扱説明書にも書きましたが、
恥骨が痛くなる原因として
■
アクティブに乗せている3点の圧が不均等である
■筋力が弱い
■骨盤に歪みがある
が考えられます。
対応として
■3点が均等に乗っているか確認をして、正しいポジションにする。
■基本姿勢のレベルを落とすか、それでも痛みが伴う場合、タオルをあててもよい。
■トレーニングを積み重ねることで、痛みは緩和していきます。
■まず骨盤の歪みを直すことが大切。
ストレッチポールエクササイズなどで骨盤の歪みを改善してから
アクティブセブンを行うことをオススメします。
があります。
また、動きのメカニズムの視点から原因を分析すると
■背筋群の働き方
■殿筋群の働き方
が、『安定させる』ではなく『動かす』という働き方をしている
可能性があります。
私たちの背筋群の一番の目的は
■重力に抗してからだを持ち上げる
■重力に抗してからだを支える
です。
脊柱とこれを支える背筋群の活動を、帆柱と張り網の関係に置き換えて
考えると、人間の体は、両方から張り網で支えるのではなく、後方から
のみ支える構造と似ています。
要するに、脊柱を後方から、背筋群が引っ張るような形でからだを支えて
いるのです。
アクティブセブンでは、この、背筋群の脊柱を後方から引っ張るという
働きを引き出します。
イメージとしては、吊橋 です。
両肘と
アクティブに乗せた骨盤でからだを支持しながら、両足を上げる
エクササイズのときに恥骨に痛みを覚える方が多いのですが、
このとき、
アクティブに乗った骨盤と肘でのみでからだを支えるのではなく
背筋群でからだを吊り上げるイメージを持ちます。
そう、
アクティブに骨盤を押し付けるのではなく、
少しからだが宙に浮くイメージです。
アクティブセブンの両足リフトの際、この 『吊り上げる』 という
背筋のはたらきを使わずに、『からだを反らす』 という働きを
使うと、恥骨を支点に両足をリフトすることになり、恥骨には
大きな圧力がかかり、痛みを生じてしまいます。
背筋群でからだを持ち上げるイメージをしながら、
アクティブセブンを
行ってみてください。
きっと、『お~~~~!!』って体感を得ることができると思います。