先日の、裸足の話の続きというわけではないのだけれど
今日、たまたま、猛さん(旭化成監督)と靴の話をしたので・・・・。
私がマラソンらんなー時代、アシックスの三村さんという
靴職人の方にマラソンシューズを作ってもらっていました。
この方、宗兄弟や瀬古さんなど往年のらんなーから、
高橋尚子選手や野口みずき選手など、金メダリスト
そして、イチローの靴も創っている、日本屈指の靴職人です。
初めて、足型をとってもらった時、
『おまえ、何センチの靴履いてるんだ、あしたから25㎝の靴をはけ!』
そう言われたのを覚えています。
当時、ワタナベは、23.5㎝の靴を履いていました。
でも、足型を測定してもらうと、右が24.6、左が24.8
はい、全然足に合っていない靴を、
指を曲げて無理やり履いていたようです。
もちろん、そのことに、気づいてはいません。
23.5の靴が当たり前だと思っていました。
最初、すごく走りにくくって、
靴の中で足が滑る感じがしました。
それもそのはず、
今まで、靴の中で縮こまっていた私の指は全く機能せず、
地面をつかむという動きが出来ていませんでした。
でも、徐々に指が機能しはじめ、
靴の中で足が滑る感覚は無くなりました。
そう、靴の中でも、私たちの指は、地面をしっかりとつかむ機能を
持ち合わせているのです。
でも、最近の選手は、小さめの靴を履きたがります。
裸足にしてみると、指が全く使えていません。
なので、小さめの靴でないと、
靴の中で足が滑ってしまうのです。
そして、小さな靴により、
足部のアーチが機能せず、
足部の小さなトラブルが多く発生します。
私たちが直立で移動する際、地球に唯一触れるのが足底。
その測定機能をしっかり使って
地球にしっかり立つことが
すべてのスポーツの原点にあるとおもいます。
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