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2009年6月19日金曜日

神様の島に行ってきました。







大神島は宮古島の北端から高速船で東に15分。

珊瑚礁の海に囲まれた、1周約3キロの小さな島です。
島のほとんどが聖地とされ 「よそ者の侵入を拒む」 との言い伝えもある、
宮古島の人もめったに足を運ばない島。

高速船乗り場に向かうタクシーの運転手さんが
「島の言い伝え、決まりは守った方がいい」
そう教えてくれました。

島を一周する道路を作る計画があったのですが、島の東側、
聖地とされる地域に重機を運ぼうとすると、重機が故障したり、
作業員が原因不明の病気にかかったりしたため業者が撤退し、
工事が途中で中断したらしい。


そんな神秘的な話を聞くと 「神様の島が受け入れてくれるかな?」
そんな不安を少し抱えながら、高速船に乗り込みました。


時間の隙間のひとり旅。


高速船で一緒になったおばさまは、週に2回、
島のデイサービスに通う看護師さんとボランティアの方。
定期的に島の高齢者の様子をうかがいに行く保健師さん。
今、島には28人の高齢者が暮らし、ほとんどの方はまだまだお元気で
漁や畑仕事に忙しく、デイサービスには8名ほどしか参加しない
と教えてくれました。

船の中でもらった「レンブ」という、ピンク色の亜熱帯植物は
初めて見る果物で、デイサービスの方々へのお土産を1つお裾分








なんだか人を寄せ付けない。
そんなイメージの島が、一気に暖かい南の島になりました。

島に着くと 『遠見台に登ったらいいよ。島全体が見渡せて綺麗だよ。』
舟で一緒になった保健師さんが教えてくれました。

島には車がありません。
遠見台へ続く道も、開けっぴろげの民家の軒下を細い通路が通っているだけ。
庭なのか?道なのか???

そんな坂道を登っていくと、最近整備されたという木製の階段が出てきました。
その階段の上り口には

『ここは聖地です。岩などには登らないこと。祭祀(さいし)の時にはちかよらないこと。』

などのタブーが書かれてありました。

数年前までは、ロープ伝いで登っていた山道を登ると、360度の大パノラマ。
島の西側と東側では明らかに海の色が違います。








見渡すかぎりの透き通った海に、感動。

島をグルット巡っても、1時間もあれば十分なのですが、
珊瑚礁の海には熱帯魚が泳いでいるし。




真っ白な砂浜にこれまた白いカニを見つけたり。






荒波で削られた露頭・奇岩がごつごつしてたり・・・。





お店もないし、飲食店もない。グルット巡ったのに釣り人にしか合わない。
でも不思議と退屈さを感じない島でした。


帰り舟をまつ港で、舟をまっていると、
島のおじいさんが、デイサービスの看護師さんたちを見送りにやってきました。
人を寄せ付けないといわれる島のおじいさんは、とても人懐っこく、

『今日は雨って言ってたけど、もう、雨はふらないねェ~。
明日からはなつだねェ~。』

そういってました。


神の島は自然と共に暮す人の島なのかもしれません。

ちなみにこの、綺麗に並ぶ岩が神の島と言われる所以だそうです。

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